もくじ
先月収録した「金星のハードアスペクト」の編集が終わりました。
人間関係、特に恋愛や結婚相手との関係において、金星は非常に特殊な役割を果たします。誰でも「好き」と認識する人のことを、金星を通して見ることが多いのですが、金星を通して見るからこそ、相手の魅力的な点に気づき、「素敵な人だ」と感じるのです。
誰しも恋愛中、金星がフル活動している時は、相手の些細な欠点等は気にならなくなり、「最も寛容な自分」であることが容易になります。(もう少し踏み込むと、金星がフル活動している最中は、「自分に対しても」寛容になれます。)
出生図の金星の配置は、金星が上手く活動するために必要な要素や、「どのようなパートナー・または関係性」が必要なのか、そして人間関係で起こりがちなパターン等を示唆します。
今回のポッドキャストでは、人間関係に関する、以下のようなご相談を取り上げています:
- 相手に尽くしすぎたり、相手の意見に合わせる傾向があり、その結果一緒にいることが苦痛になってしまう。
- 傷つきたくなく、積極的に人と接することができず、内にこもるようになってしまった。
- 優しく接することができず、相手を切り捨てるような言い方をしてしまう。
この世には、人の個性や環境に応じた様々な人間関係のかたちが存在します。出生図の金星の配置から察せられる「ベストな動かし方」について知ることは、おそらく人間関係を少し楽にしてくれるのではないか、と思っています。
【今月のポッドキャストはこちらでお聴きになれます。】
(その他の天体に関するエピソードをお聴きになりたい方は、占星術ノートの方でご覧になれます。)
ポッドキャスト、いつも興味深く拝聴させていただいております。
私は金星と太陽のコンジャンクションに対し、海王星がオポジションです。
特に金星と海王星のオポジションはオーブ1度です。
両親が離婚し、若いころの私は貧しい生活をする母と妹を経済的に支えながら生きてきましたが、特に妹からはただ一方的にお金を搾取され(私のホロスコープは9個の星が南半球に、7個の星が西半球に偏っています)、挙句の果てに裏切られ、絶縁しました。
特に私の場合、月とASCがが天秤座なので、他人が求めるものを与えることで他人から受け入れられたい要求があったのだと思います。
金星のハードアスペクトは、永続的な人間関係を作ることを困難にするようにも感じます。
ともすけさん コメントを有難うございます。ご家族との関係でかなり辛い体験をされていますね。この場合、海王星と金星・太陽のオポジションで強調されているのは自己犠牲的な関係性であると考えます。ただ、これは「常にそうなる」という意味ではありません。信頼に値する人たちとの関係を築くことで、このアスペクトの別の可能性が表現出来るようになるはずです。
ご返信をありがとうございます。
昔とは違い現代の日本では、家族を信用、信頼できないという人がとても多いようですね。
それが現代人のうつ病、ガンなどの病気に関連しているようにも思えます。
当時の私は信頼できる人を探し続けていましたが、母も妹もそれに値する人間ではありませんでした。
信頼に値する人たちとの関係を築くことで・・・、との先生のお言葉をいただき、『成長のための緊張』という今は亡きティル先生のお言葉を思い出しました。
付け加えると、私は母とも絶縁しています。