新年のメッセージ〜2025年前半について

もくじ

    新年おめでとうございます。

    新たな一年が幕を開けました

    皆様は、この一年を
    どのような年にしたいとお考えでしょうか。

    占星術では、天体の動きが「変化や成長の時期」を示してくれます。

    しかし、どのようなかたちでそれを経験するかには、
    運命だけでなく、自分の意志も少なからず関わってきます。

    生まれ育った環境、選んだ仕事、出会ったパートナーや家族。
    厳しい試練や、肉親との別れの時。

    私はこうした「定められた運命」はあると思っていますが、同時に、
    自分が「決めること」によって、

    変化の時期を、得難い成長の機会とすることや、
    より望ましい結果を選ぶことができる。

    それが人の意志の力だとも考えています。

    2025年前半の天体の動き

    2025年前半、特に注目すべきタイミングをご紹介します:

    火星と冥王星のオポジション(1月・4月)


    1月と4月に、火星と冥王星が獅子座ー水瓶座の01〜03度でオポジションを形成します。この象徴自体は火星の「行動・自己主張・戦い」などのテーマに冥王星の「深い視点と感情。死と再生」などのテーマが加わるものとして予測できます。

    不動宮の01〜03の度数域に天体や軸を持つ人にとっては、「今の自分に必要な、取るべき行動」があるはずなので、そのことについて決めるタイミングだと言えます。
     

    海王星と土星の牡羊座入り(3月末・5月)

    さらに、春に海王星(3月末)と土星(5月)が牡羊座に入るので、これも上記の火星(牡羊座の支配星)のテーマを活性化させます。

    出生図の「牡羊ポイント(活動宮0度)」に天体やミッドポイントを持つ方にとっては、この春は海王星の「想像力・ビジョン・創造性の発揮」というテーマや土星の「長期的野心・目標を実現するための努力」といったテーマが活性化しやすい時期でもあります。

    ただ、海王星も土星も相応の「重み」を持つ天体なので、この時期に大きな迷いや試練を経験することもあるかと思います。

    私はこの季節のテーマは「必要な行動を取ること」だと考えていますが、もし今の課題が大きすぎると感じるなら、一人で抱え込むのをやめ、周囲に助けを求めることも一つの選択です。それもまた、大きな変化の一歩となるでしょう。

    2025年が皆さんにとって、実り多い一年となりますようお祈り申し上げます。

    新里ひろき 拝

    新里ひろき
    新里ひろき

    アメリカ・フロリダ州在住の心理占星家。西洋占星術界の重鎮ノエル・ティルに師事。氏の難解で有名なマスターズ占星術認証コースを最優秀の成績で卒業。日本と英語圏の両方で個人セッションとノエルティル流心理占星術の講師として活動中。

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