冥王星のハードアスペクト

もくじ

    今月のポッドキャスト:「冥王星のハードアスペクト」の編集が終わりました。

     

    10ヶ月に渡って行った「天体間の対話」シリーズ最終回となります。

     

    冥王星は「変容」「強化」「再生」を表すとされています。どれも素晴らしい可能性を秘めた言葉ですが、それらを経験するためには、冥王星の領域に踏み込む必要があります。

     

    ローマ・ギリシャ神話における冥王星の領域は地下にある死者の国です。心理的には、抑圧された感情が眠る「無意識の領域」を示唆します。

     

    心理的な「地下の世界」に潜るとは、抑圧された過去のトラウマと向き合っていく行為を含みます。「見たくない真実」「思い出したくない心の傷」と直面することもあるでしょう。

     

    出生図の冥王星からのハードアスペクトは、こうした心の傷の存在を示唆すると同時に、重要な変容・再生の可能性を内包しています。太陽ならば自己イメージや自己表現に関する心の傷と再生の可能性、火星ならば怒りや暴力に関するそれがあるかもしれません。

     

    今回のポッドキャストで取り上げた質問・ご相談には、以下のようなものがあります:

     

    • 感情の制御が難しく、夫婦間の争いが多く困っている
    • トランジット冥王星の影響か、周りの人にいわれない中傷を受けて「周囲が敵」のように感じる
    • 8歳の子供のチャートに月冥王星のスクエアがあるが、これは母親との関係が悪いという意味なのか心配だ

     

    この他に冥王星の示唆する「無意識に存在する感情やトラウマ」についても考察しています。

     

    興味のある方は、以下のリンクでお聴きになれます:

     

    【冥王星のハードアスペクト】

     

     

    新里ひろき
    新里ひろき

    アメリカ・フロリダ州在住の心理占星家。西洋占星術界の重鎮ノエル・ティルに師事。氏の難解で有名なマスターズ占星術認証コースを最優秀の成績で卒業。日本と英語圏の両方で個人セッションとノエルティル流心理占星術の講師として活動中。

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