トランジット冥王星

冥王星のトランジット:深い変化を促す時期

もくじ

    冥王星はローマ神話の冥府の神プルートゥにちなんで名付けられており、「死と再生(生まれ変わり)」の象徴と考えられています。冥王星のトランジットは深い変化を促す時期として知られ、本記事ではその様々な表現について紹介します。

    冥王星トランジットが象徴する「死と再生」

    人生の中で、心理的な「死と再生」を経験することは何度もあります。

    心理的な「死」

    心理的な死とは、それまでの自分を支えていた何かを失う体験を指します。

    例えば、肉親を失ったり、仕事やパートナーを失うといった体験は、強い喪失感と取り返しのつかない変化を伴います。また、これまで信じてきた理想が覆されたり、信頼していた人物に裏切られたと感じることも、一つの心理的な「死」と言えるでしょう。こうした体験は、自分の中の純真な部分が死ぬ過程でもあります。

    これらの心理的な「死」は単なる悲劇ではなく、その後に訪れる「再生(生まれ変わり)」へと繋がる重要なステップです。

    心理的な「再生(生まれ変わり)」の体験

    心理的な再生とは、何かを失った後に新たな自分として生まれ変わる体験です。以前とは異なる視点を持ち、より深みを備えた人格として成長し、強い意志や説得力を得ることもあります。

    世界中の様々な社会では「成長の儀式(通過儀礼やイニシエーションとも呼ばれる)」が存在します。これらは、子どもから社会の一員である大人へと生まれ変わる儀式です。昔の日本では、成人後に新たな名前を授かる習慣もありました。

    多くの部族では、成人儀式が「恐怖と向き合う体験」として行われます。例えば、マサイ族の「ライオンを狩る」儀式や、パプア・ニューギニアの「素手でサメを捕獲する」儀式が挙げられます。これらの儀式は、新たなアイデンティティを得るための通過儀礼として機能していました。

    成人の儀式は一度きりですが、冥王星トランジットの体験がこうした「成長の儀式」として作用することは、人生で何度もあります。

    冥王星トランジットと「力を得る」体験

    すべての冥王星トランジットがトラウマ的な体験を伴うわけではありません。トランジットにはさまざまな表現があり、周囲から見れば大成功としか思えないような結果をもたらすこともあります。

    冥王星とエンパワーメント

    冥王星の象徴には「エンパワーメント(力を与える)」というキーワードがあります。そのため、冥王星トランジットは大きな成功の引き金となり、権力や財力、影響力といったさらなる力を手にする体験となることがあります。

    このトランジットを通じて、新しい知識を深めたり、スキルを大幅に向上させたりすることで力を得るという側面も見逃せません。

    冥王星が象徴する「冨・財宝」

    神話のプルートゥは「冨・財宝」を象徴する神としても知られており、冥王星トランジットのタイミングで巨額の契約や財産を得たりすることもあります。

    例えば投資家ウォーレン・バフェットのチャートにおいて、トランジットの冥王星がMC(ミッドヘブン)に到達した時期、彼は自社バークシャー・ハサウェイを親友であるチャーリー・マンガーの会社と合併し、ビジネスパートナーとなりました。この両者のパートナーシップは、数十年にわたり続き、ビジネス史上でも最も成功した関係の一つとして知られています。

    冥王星のトランジットに共通する試練

    「死と再生」「エンパワーメント」「富・財宝」といった例を見ると、冥王星トランジットがさまざまな形で表れるため、一見すると一貫性がないように感じるかもしれません。

    確かに、外から見れば冥王星トランジットの影響は千差万別です。しかし、心理的なレベルでは共通する試練が存在します。

    心の奥底の「恐れ」と向き合う体験

    トランジット冥王星がネイタル天体(出生図の天体)と接触する時期は、自分の心の奥底にある恐れと向き合うことが大きなテーマとなります。

    恐れは人間の心にさまざまな形で存在します。大富豪や企業のCEO、国家のリーダーでさえ例外ではありません。

    例えば、愛する人を失う恐れ、見捨てられる恐れ、老いや病、そして死を恐れる心などが挙げられます。これらは一見して理解しやすい不安ですが、実は「ポジティブな行動」に対する恐れも少なくありません。

    ポジティブな行動に対する恐れ

    例えば、「自分の才能を見せること」を恐れる場合があります。自分の気持ちや意見、技術を表現すること、多くの人に見られることを恐れるのです。これは、批判されることや拒絶されることへの恐れから来ているかもしれません。

    また、「信頼すること」を恐れることもあります。信頼した結果、再び傷ついたり、失望したり、裏切られることを恐れるのです。特に、ウォーレン・バフェット氏のように莫大な財産が関わる状況では、この恐れは一層強まるでしょう。

    これらの恐れはどれも深く根差しており、心を大きく揺さぶります。しかし、恐れと向き合わなければ、その恐れに支配されてしまい、望む成長や成功を手にすることは難しくなります。

    冥王星トランジットは、こうした心の奥底の恐れに向き合い、それを克服するための貴重なタイミングと考えられます。

    では、具体的にどのように恐れと向き合うことができるのでしょうか。

    カタバシス:冥府に降りる体験

    カタバシス

    神話において、「冥府に降りる」という試練は頻繁に描かれます。死後の世界に足を踏み入れるという、非常に恐ろしい体験です。

    この「冥府に降りる」行為はギリシャ語でカタバシスと呼ばれ、神話の中では主人公が死者と会話し、必要な情報や助言を得る場面がよく見られます。心理的には、過去に遡り「過去の自分」と向き合うことも一種のカタバシスと捉えることができます。

    抑圧された過去の感情と向き合う理由

    なぜ過去の自分と向き合う必要があるのでしょうか。それは、過去に感じた強い感情(トラウマ、痛み、恐怖など)が抑圧され、無意識に沈んでいる場合があるからです。

    特に、子どもの頃の辛い体験は、当時の意識では処理しきれないため、心を守るために「抑圧」されます。抑圧は一時的な保護機能として必要ですが、感情のエネルギーが消えるわけではありません。そのため、抑圧されたままだと、長期的には無意識下に潜み、顕在意識にも影響を及ぼすことになります。

    この影響の一例として、抑圧された恐れやトラウマを刺激する体験を無意識に避けるという行動が挙げられます。

    つまり、「恐ろしい体験を避ける」「自分を表現することを避ける」「信頼することを避ける」など、成長や成功に繋がる体験を避ける結果を生みやすくしてしまうのです。

    冥王星トランジットと感情の再浮上

    冥王星トランジットの時期は、抑圧されていた感情が再浮上しやすいタイミングとされています。この時期には、過去の自分が感じた強い感情と向き合う絶好の機会が訪れます。

    重要なのは、強い感情を避けるのではなく、「なぜ、これほどまでに強い感情を感じるのか」「この感情を過去にも体験したことがあるのではないか」と過去を振り返り、その根源を探ることです。こうした内省は、感情の理解と解放に繋がり、成長の一歩となるでしょう。

    冥府に降りるのは、トランジットを受けるネイタル天体を通じて

    冥王星トランジットによる「恐れとの対峙」「抑圧された感情の再浮上」「力の獲得」といった体験は、トランジットが影響を与えるネイタル天体(出生図の天体)を通じて起こると考えられます。例えば、トランジット冥王星がネイタル金星に接触する場合、金星が象徴する領域が冥府へと連れて行かれ、「人間関係に関する恐れと向き合う」といったテーマが浮上することが予想されます。

    以下に、各ネイタル天体に対するトランジット冥王星の解釈例をいくつか挙げていきます。

    トランジット冥王星とネイタル太陽

    トランジット冥王星 ネイタル太陽 コンジャンクション スクエア オポジション

    トランジット冥王星とネイタル太陽のコンジャンクション、スクエア、オポジション。

    アイデンティティの変容

    トランジット冥王星からネイタル太陽への接触は、アイデンティティ(太陽)の深い変容が起こり得る時期です。

    例えば、仕事、人間関係、家族など、これまで自分のアイデンティティを支えてきた要素が大きく変化するかもしれません。また、大きな力を手に入れることで、まるで別人のように変わる可能性もあります。

    太陽の表現に関する「恐れ」と向き合う

    この時期に向き合うべき恐れは、太陽が象徴するテーマに関連しています:

    • 自分を堂々と表現することへの恐れ
    • 周囲の注目を集めることへの恐れ
    • リーダーシップを取ることへの恐れ
    • 素直な気持ちを伝えることへの恐れ

    もしトランジット冥王星→ネイタル太陽の時期に停滞感を感じているなら、それはこれらの恐れと向き合う必要があるサインかもしれません。過去に自己表現をした際に傷ついたり、批判を受けた経験が影響している可能性があります。

    恐れと向き合い、それを克服することで、ありのままの自分を隠さずに表現する力を手に入れ、より大きな力を得ることができます。

    冥王星トランジットで、太陽が得る大きな力

    心理占星術では、太陽は「自分自身」を象徴します。トラウマや恐れ、自信のなさを手放すことができれば、自己表現がより自然に、そして強力になります。そして、ありのままの自分を受け入れ、好きになることが可能になります。

    自己受容と自己肯定が進むと、太陽はさらに輝きを増し、その結果、自然と周囲の人々を惹きつける存在となるでしょう。

    トランジット冥王星とネイタル月

    トランジット冥王星 ネイタル月 コンジャンクション スクエア オポジション

    トランジット冥王星とネイタル月のコンジャンクション、スクエア、オポジション。

    深い感情の変化

    トランジット冥王星がネイタル月に接触する時期には、抑圧されていた深い記憶や感情(月)が呼び起こされる可能性があります。この変化のきっかけは、家族や家庭(月)に関連する出来事から生じることが多いでしょう。

    この時期に激しい感情が湧き上がった場合、眼の前の出来事だけでなく、過去の体験による感情が再浮上してきている可能性について考えてみると、抑圧されてきた過去の感情と向き合う良い機会になります。

    本能的な恐れと向き合う

    月は記憶や無意識に深く結びついているため、この時期に向き合うべき恐れは、より本能的で根源的なものとなります:

    • 死への恐れ
    • 見捨てられることへの恐れ(拒絶、置き去り)
    • 一人になることへの恐れ
    • 無力になることへの恐れ

    月は心の中の基本的な欲求を象徴し、心が「満たされる」ための体験に関わっています。トランジット冥王星→ネイタル月の時期に、これらの恐れと向き合うことで、自分が本当に必要としているものがより明確になるでしょう。

    トランジット冥王星から、月が得る力

    過去の記憶を掘り下げ、心の奥底にある最も深い恐れと向き合う心理的な「カタバシス」を経験した人は、目には見えなくても強力な「心の力」を得ることになります。この力は、多少の困難では動じない冷静さや、他者の痛みを理解し共感する力として現れます。また、困難に立ち向かう勇気や粘り強さも養われるでしょう。

    こうした体験を経た人は、周囲の人に「この人なら信頼できる」と感じさせる存在になります。自分の心と向き合うことで、他者とも誠実に向き合えるようになるのです。

    トランジット冥王星とネイタル水星

    トランジット冥王星 ネイタル水星 コンジャンクション スクエア オポジション

    トランジット冥王星とネイタル水星のコンジャンクション、スクエア、オポジション。

    考え方と、物の見方の変化

    トランジット冥王星とネイタル水星の接触は、水星の領域である「考え方、話し方、ものの見方」が大きく変化する可能性を秘めています。

    水星が「冥府に降りる」体験はさまざまですが、今まで見えなかったものや、見ようとしなかったものに気づく機会と捉えてみましょう。

    例えば、これまで無条件に人を信じていた人が、この時期に他人の裏の意図や、許容できない行動に直面することで、ナイーブさを失う経験をするかもしれません。

    逆に、他人に見ていた欠点や嫌いな部分が、実は自分自身にも存在していると気づく場面もあるでしょう。

    これらの体験は、表面的な言動に惑わされずに、物事の本質を見抜く洞察力を育てるチャンスを提供します。

    「声を発すること」への恐れ

    水星がコミュニケーションを司ることから、トランジット冥王星がネイタル水星に接触する時期は、話すことやコミュニケーションに関する恐れと向き合う重要な時期となります。

    たとえば、パートナーとの間で本音を語りたいけれども、相手の反応が怖くて話せない、というようなことがあるかもしれません。このトランジット期間中、何かしらの出来事が起こり、勇気を出して話さざるを得ない状況に直面する可能性もあります。

    また、仕事の場での発言に対する恐れ、特にリーダーとしての発言が求められる場面で恐怖を感じることがあるかもしれません。このトランジット期間を通じて、発言することへの恐れを克服することで、発言力や説得力が飛躍的に向上する可能性があります。

    トランジット冥王星が水星に与える力

    水星は考え方や話し方を象徴しています。トランジット冥王星によって水星が力を得ると、深い洞察力が育まれ、知識が深まり、そしてより強力な言葉を発する能力が身につくでしょう。この時期を経て得た力は、他者とのコミュニケーションや自己表現において、非常に大きな影響を与えるものとなります。

    トランジット冥王星とネイタル金星

    トランジット冥王星 ネイタル金星 コンジャンクション スクエア オポジション

    トランジット冥王星とネイタル金星のコンジャンクション、スクエア、オポジション。

    金星の「カタバシス」

    トランジット冥王星がネイタル金星に接触する時期は、人間関係において深い感情が呼び起こされる重要な時期です。金星が「冥府に降りる」イメージは、オルフェウス神話のような「失われた愛を取り戻すための探求」というテーマを感じさせます。

    この金星の「カタバシス」には、過去の人間関係を振り返り、そこから重要な気づきを得ることも含まれます。恋愛、結婚、その他の人間関係において、繰り返されるパターンがある場合、特に振り返りが求められます。

    たとえば、「置き去りにされる」パターンに気づいたとき、その根源となる体験(多くの場合、子どもの頃の家庭での体験)を探り、当時の自分の気持ちと向き合うことで、そのパターンを解消することができます。

    信頼することへの恐れと向き合う

    冥王星は、純粋さやナイーブさを失う体験を象徴しています。この時期、人間関係で相手の醜い一面に直面し、傷つけられたり裏切られたりすることで、強い失望を感じることがあるかもしれません。

    トランジット冥王星→ネイタル金星の期間中は、強い感情に振り回されやすく、関係を深める過程で再び「人を信じることへの恐れ」が浮上する可能性があります。この恐れは、恋愛や結婚などの親密な関係だけでなく、ビジネスや仕事上の関係にも影響を及ぼすことがあります。

    過去の傷から人を完全に信じることを避ける人も多いかもしれませんが、このトランジットの期間を通じて、過去の傷を癒し、人を信頼する恐れを克服する機会が訪れるかもしれません。信頼することへの恐れを克服しない限り、愛情を十分に受け入れることも難しいからです。

    トランジット冥王星が金星に与える力

    金星は人間関係の絆信頼関係を築く能力を象徴しています。冥王星のトランジットによって金星が力を得ると、重要な人間関係の絆を深め、「本物の信頼関係」を築くことができるようになります。また、信頼に値する人とそうでない人を見分ける洞察力も向上するかもしれません。

    トランジット冥王星とネイタル火星

    トランジット冥王星 ネイタル火星 コンジャンクション スクエア オポジション

    トランジット冥王星とネイタル火星のコンジャンクション、スクエア、オポジション。

    力強い行動

    トランジット冥王星がネイタル火星に接触する時期は、目標達成のために力強く行動することが求められる時期です。火星は自身の信念や守りたいもののために行動する勇気を象徴し、冥王星のトランジットはその火星に対して試練を与えます。

    この時期、目標や価値観が明確な人ほど、自己主張や大胆な行動を取ることができるでしょう。特にトランジット冥王星がネイタル火星とオポジションを形成する場合、価値あるものを守るために、他者と対立する勇気が求められる場面が訪れるかもしれません。

    行動する恐れと向き合う

    トランジット冥王星→ネイタル火星の期間中、以下のような恐れと向き合うことが必要です:

    • 自己主張することへの恐れ:「他人に迷惑をかけたくない」といった理由で自己主張を避けてきた人でも、この時期には自身の意見を明確に表明しなければならない状況に直面するかもしれません。自己主張にはリーダーシップを発揮することも含まれます。
    • 怒りを表現することへの恐れ:「争いたくない」「怒るのが苦手」といった理由で怒りや不満を抑えてきた人も、この時期には自身の感情を正直に表現することが求められるでしょう。
    • 行動することへの恐れ:「失敗を恐れて行動できない」と感じていた人も、行動しなければ後悔するような状況に出会う可能性があります。

    トランジット冥王星が火星に与える力

    火星は行動力自己主張する力の象徴です。トランジット冥王星が火星に力を与えることで、目標達成のための行動力が飛躍的に向上し、自身の本心に基づいた行動が可能になります。

    以上、トランジット冥王星がネイタル個人天体に与える影響について見てきました。冥王星から社会天体やトランスサタニアンへのトランジットも重要ではありますが、個人天体へのトランジットの方が、心理的な影響をより直接的に感じやすいと言えます。

    まとめ:冥王星トランジットが促す深い変容

    冥王星トランジットは深い心理的変容をもたらす機会となります。このトランジットを通じて、心理的な「死と再生(生まれ変わり)」を体験することで、成長や成功に必要な力を手に入れることができるでしょう。

    現在、冥王星トランジットを経験している方は、どのように冥王星の試練を感じていますか?ご自身の体験や気づきがあれば、ぜひコメント欄でシェアしていただければ嬉しいです。

    新里ひろき
    新里ひろき

    アメリカ・フロリダ州在住の心理占星家。西洋占星術界の重鎮ノエル・ティルに師事。氏の難解で有名なマスターズ占星術認証コースを最優秀の成績で卒業。日本と英語圏の両方で個人セッションとノエルティル流心理占星術の講師として活動中。

    この記事へのコメント

    1. 伊藤かなえ より:

      新里先生いつも素晴らしい情報ありがとうございます。
      冥王星のトランジットの「ポジティブな行動に対する恐れ」は盲点で、うなずきました。
      これから私の出生図の冥王星金星月のTスクエアに冥王星が順番にハードアスペクトを形成していきます。
      自分の中の抑圧してきた感情としっかり向き合い、自分自身との関係を良くしていくことが、最終的には周りの人間関係であったり、社会でと上手く付き合っていけるようになるのかなと感じています。
      変容を遂げられるように頑張っていきたいと思います。

      1. 新里ひろき より:

        伊藤さん、コメントありがとうございます!冥王星、金星や月に次々にトランジットが来るということは、ここから数年大きな変容の時期になりそうですね。自分自身との関係を見つめ直せる、深い癒やしや成長の時期になることを願っています。

    2. むぎ茶 より:

      n金星(4H 山羊28度)とt冥王星(5ハウス水瓶座0度)の合を経験中。
      冥王星がようやく2度くらいセパレートしているところです。
      まさに心理的信頼等のテーマがあります。
      5ハウスにはn木星もあるので、しばらく変容の波に揉まれそうです。

      ①ぶっ飛んでる両親の居住・介護費用に充てようと考えていた父の貯蓄が口座凍結(介護関係で認知症診断されてすぐ引き出せなくなり税務署が来た)
      相続に関わるもの全て、家族がタッチできなくなる。
      皆さんもくれぐれも気をつけて!

      ②要介護の母に『あんたなんか産むんじゃなかった、顔も見たくない、もう来るな迷惑だ』と言われ。その他様々母の振る舞いによって親族関係も険悪に。自分は50もすぎたいい大人ですが、思った以上の精神的ダメージの大きさに驚きながら、今更やっぱりか!とも思えたり。
      今は母とは物理的にも距離を置いて絆再構築は現実的ではないですが、存命中に私が意識を変えていける可能性を未来に希望しながら、子育て・育自についても振り返る時間を過ごしています。

      ③山羊座的な習い事してますがサインが変わり色々あって、講師への信頼(従属?)から→正解を誰かに委ねず、自己能力を信頼してのびのび自己研鑽にシフト。自分にとっては内面の大きな変化のように思います。
      長文失礼いたしました。

      1. 新里ひろき より:

        コメントありがとうございます。トランジット冥王星とネイタル金星の合を経験されている中で、深い変容と試練を迎えていらっしゃることが伝わってきます。介護や相続の問題、そして御母上との関係の変化、厳しい状況が重なる中、いったん距離をおいて、自己能力を信頼して伸ばしていくという内面の変化は有意義だと感じました。ご自身の体験をシェアしてくださり、本当に感謝しています。

    3. マキコ より:

      初めまして!
      冥王星がn金星にタイトに乗っていることもあってネットでその影響や意味を検索したところ
      こちらのサイトの新里先生の記事にたどり着きました。
      冥王星のお話に引き込まれました。
      火星と月の冥王星0度のときは私の場合
      ホントにむずかしい父親からやっとの思いで子供連れて自分自身が家を出る決心ができたことです。

      11室のn金星が逆行で生まれています。金星逆行と順行の人との影響に違いがあるのかどうか
      気になってます。もうすぐ冥王星の最後のヒットになります。
      水星も太陽もこれから冥王星が乗ってくるのでドキドキです。
      今後もこちらの記事参考にさせていただきますね!

      1. 新里ひろき より:

        マキコさん
        コメントありがとうございます! 記事を見つけてくださり、冥王星のお話に引き込まれたとのこと、とても嬉しいです。

        火星と月の冥王星0度のとき、大きな決断をされたのですね。冥王星は深い変容を促しますが、それだけに強い意志が必要になります。乗り越えた経験が、これからの力になりそうですね。

        逆行金星は、愛や価値観を内省的に深める傾向があり、順行の人とはプロセスが違います。もうすぐ冥王星の最後のヒットとのこと、新しい視点が開けるタイミングかもしれませんね。

        これからも記事を参考にしていただけたら嬉しいです!

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